MSFSヘリコプター用デバイスの感度調整

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デバイスの感度調整の必要性

MSFSのヘリコプターのデバイス設定については先にご紹介しました。

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その中ではあえて説明はしませんでしたが,MSFSのヘリコプターはX-Planeと異なりトリムを備えています。

また,オートホバーという仕組みもあるので,かなり操縦しやすくなっています。

けれども,感度調整をしなければ空港でのタキシングをしようとするとコレクティブやテールロータの微妙な操作が必要になります。

調整が必要な部分

私が使用しているデバイスで空港でのタキシングを行うために設定が必要な部分は,コレクティブとテールローターでした。

私が利用しているデバイスは次のとおりで現在入手しやすいデバイスの他,レトロなSaitekのジョイスティックがあります。

ジョイスティック:TCA Sidestick Airbus Edition & Saitek CYBORG 3D
スロットル:TCA Quadrant Airbus Edition
ラダー:TFRP (T.Flight Rudder Pedals)

なおジョイスティックについては,デフォルト感度設定のままなので,つなぎ替えても操縦に支障はありません。

サイクリックの感度設定です

調整が必要なのはスロットルとラダーなので,この2つのデバイスについて説明します。

デバイスの入力と出力の関係

デバイスを設定するとき,FS2004やFSXでは固定翼機しか使ってこなかったため,これまではデフォルト設定で問題なく使ってきました。

今回ヘリコプターを本格的に使おうとしたとき,操縦しにくさを感じたので,改めてMSFSのデバイス入出力の関係を調べてみました。

MSFSのOption画面で表示されるグラフを模して説明します。

入力量(X)に対する変位量(Y)が等しい場合X=Yの青色の直線になります。

入力量(X)に対する変位量(Y)が2倍の場合X=2Yの傾斜がきつい黄色い直線になります。

入力量(X)に対する変位量(Y)が半分の場合X=1/2Yの穏やかな傾斜の赤色の直線になります。

MSFSでは,この変位をデッドゾーン,ニュートラル,感度で調整することができます。

また「リバース」設定にしたときにはカーブの形は変わらず,出力が反対変位に変るだけでした。

これらのことを頭に入れた上で,テールローターとコレクティブの設定例をご紹介します。

実際の設定例

テールロータの感度設定

テールローターは,X=Yだとタキシング中に操作すると,くるくる回るくらいの感度になります。

私は,感度を落とした上で末端デッドゾーンの変位量も制限して操縦しやすくしました。

この設定では,タキシングでは少し過激かなというくらいですが,前進飛行中ではかなり効きが悪く感じます。

黄色い枠内がテールローターの設定です

 

コレクティブの感度設定

MSFSのコレクティブ設定ではX=Yだと80%入力から100%入力までの狭い範囲でしか操作できなかったため,かなりの緩傾斜設定に変えました。

黄色い枠内がコレクティブの設定です矢印位置がスラストリバーサの切り替え位置です

滑走路上でのホバーを安定させるため最適入力量をスラストリバーサの位置に設定しているので,毎回調整することなしに安定してタキシングに最適なコレクティブに設定できます。

ただし,着陸時のコレクティブはこの量以下の設定で操作する必要があることを申し添えます。

TCA Quadrant Airbus Editionは2つのスロットル軸があるので,私は片方をスラストリバーサを有効化し,コレクティブはフリーにすることで着陸時の操作を容易にしています。

コレクティブの操作設定

本来ならコレクティブは,最前位置が0でレバーを引くと入力量が上がるように設定します。

実際のコレクティブレバーは,下に下げたときに出力最小で引き上げると出力があがるという人間の感覚にあう設定になっています。

スロットルレバーにコレクティブを割り当てると感覚的に違和感を感じるのは私だけかもしれませんが,年をとると固定翼機と似たような設定にする方が間違った操作をする可能性を少なく出来るのではないかと考えて,私は固定翼機に似た最前位置がMAX手前がMINIMUMという設定にしました。

おかげで,操作ミスのない飛行を楽しめています。

将来,実物のようなコレクティブレバーを入手するか作成できれば,設定を変えたいと思います。

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